2023-24 第30節 vsマンチェスター・C

すごい顔の冨安、元々すごい顔の人

現地時間3月31日、プレミアリーグ第30節、アーセナルは敵地エティハド・スタジアムでマンチェスター・シティと対戦した。両者の勝ち点は1ポイント、この試合の数時間前にリバプールがブライトンに勝利し、暫定首位となっていたため、2位と3位の直接対決となった。

このエティハドでアーセナルが勝ち点を持って帰ったのは、2015年、ご存知カソルラ無双の日まで遡ります。これはシティの前のエンブレム(鷲がいるやつ)、今の帆船と薔薇の丸いやつになってからホームですら勝ててない(FAカップで一回だけ勝ったけど)、兎にも角にも大大大苦手。

だけどもだけど、今季は開幕前のコミュニティシールドも入れて、2戦無敗。エミレーツでは久しぶりにシティ相手に勝利した。今季は違うんじゃない!?って期待とエティハドへの揺るがぬ不安のカフェオレ状態でキックオフを遂に迎えました。

ざっくりマッチレビュー

マンチェスター・C 0-0 アーセナル

マンチェスター・C

18オルテガ
3ルベン・ディアス
6アケ ⬇️27′
25アカンジ
24グバルディオル
16ロドリ
20ベルナルド・シウバ
8コバチッチ ⬇️61′
17デ・ブライネ
47フォーデン ⬇️61′
ハーランド
82リコ・ルイス ⬆️27′
11ドク ⬆️61′
10グリーリッシュ ⬆️61′

アーセナル

アーセナルは怪我で代表を離脱したサカ、ガブリエルが間に合い、スタメンに名を連ね、3トップの左にはジェズスが選ばれた。代表ウィークでかなりの被害を受けたシティはウォーカーが欠場。代表を辞退していたデ・ブライネはしっかり戻ってきた()

序盤からシティがボールを保持して、アーセナルは守備ラインを引き、カウンターを狙う構図。互いにチャンスは作るのだが、このがっぷり四つの状態が90分続く。

結果・・・スコアレスドロー。喋ることなさすぎ試合かよ!!!

エンターテイメント? 知るかぁ。

この試合は賛否両論。否が多いような気もする試合だけど、個人的には手に汗握る試合だった。まあそれもそうだよな、応援してるチームのシックスポインターゲーム、何でもないようなサイドの展開程度でも、「耐えてくれぇ・・・」と祈る試合。でも、この試合を見てる他チームのサポーターの気持ちになったら、あまりにも見応えのない試合なのも確か。どっちの意見も悪いことはない。

中にはアーセナルのドン引き作戦をディスる意見も散見された。それは何がダメなのかわからん。

何だおい。シャビか? アンチフットボールか? モウリーニョに物申すか?

何も今に始まったことじゃない。今季のシティ戦二試合共、同じような戦術を取っている。その結果がシティ相手に今季無敗。プレミアに限っては無失点よ? これを使わない手はないだろ〜! 

いやまあね、近年のシティとリバプールの頂上決戦は凄かったよ。ノーガードの殴り合いみたいな感じもあるし、球際の戦いはレベル違ったもん。それに慣れちゃったんだよな! あんな試合ばっかじゃねえんだぞ!

てか、あれだろ?

エティハドでボコボコにされるアーセナルが見たかっただけだろ!!ボケぃ!!!

お笑いアーセナル大好きだもんな! 面白くねえよな! そういえば退場も出なかったな! そうはいくかよばーーーか!

落ち着きます。確かに、守備ブロックは引いてたけど、それだけで守り切れるほどシティは甘くないし、シティサイドもアーセナルのカウンターには肝を潰したはず。ガブリエルとハーランドの肉弾戦は人間界のそれじゃなかったよ。

塩漬けマスターの守備陣

ペップのチーム相手に同シーズンの2試合でクリーンシートを達成したチームは今までに3つしかない。アーセナルはその4チーム目になり、ホームでの57試合連続得点という異常な記録を食い止めることに成功した。これを語る上で、ガブリエルとサリバの存在を無視することはできない。

ガブリエルは前述の通り、幾度となくハーランドとの戦いを制した。二人の攻防は試合終了後も続き、最後はお互いを讃え合って、仲直りフィニッシュ。素晴らしい瞬間だった(中を取り持ったペップ、ナイス)。前半では、押され気味だったキヴィオルのカバーも完璧にこなし文句なしのパフォーマンスを見せた。

アーセナル・レディースのレア・ウィリアムソンが「プレミアリーグで最も過小評価されてる選手は?」という質問に「ガブリエル・マガリャンイス」と答えた。サリバは若く、フォーカスされやすい、ガブリエルもそれに劣らない、若しくはそれ以上のパフォーマンスが期待できる。

もちろんご存知サリバだってスーパー。もはやシティ相手にだって平常運転。ガブリエル同様に堅固な壁となり続けて、シティ攻撃陣に自由を与えなかった。地上戦デュエルは全勝。この試合のマンオブザマッチに輝いた。

辛口解説で有名なギャリーネビルも『Sky Sports』で「アーセナルの守備は非常うにユニークだった」と特にこの両CBを手放しで称賛した。

しかし、サリバは満足していない。

引き分けという結果には、100%満足はできない。でも、いいんだ。勝てない試合から学ぶこともある。負ける必要はないし、負けなかったのだから上出来だ。勝ち点1を得たが、満足はしていない。相手が世界最高のチームであることは分かっているから、試合中は集中し続けなければならない。相手の得点は阻止できたが、自分たちの得点はなかった。でも、幸せではあるよ。あとはどうなるか見てみよう

William Saliba on Sky Sports

何と頼もしいのか・・・この男、底が知れん!!

正直、ムスタフィとかコラシナツが恋しいよな? どうだよデ・ブライネさんよ。

冨安は・・・ちょっとイマイチだたねー。独特の雰囲気の試合で独特なドリブルのドクに抜かれるシーンもあって心配したけど、次の局面ではドクにくどく食らいついて対応できてたし、まあまあ復帰したて、これからこれから。

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