アーセナル回想録(選手編#1) Part2

ブチギレエジルの必殺手袋蹴り

さてさて、やっぱりクソ長くなっちゃったよ。第一弾から二段構成って今後どううしてくつもりだよアホめ。エジルはごめんなさい、長なります・・・

謎に7年半もいたからだろ!話題に事欠かんやつだから。なぜそうなったのか、そんな詳細なことは書いてないけど、第二段いきましょか。

第一弾はこちら

呪われた背番号10

エメリ監督を新たに迎えたアーセナル。チーム指導の前にはロシアでW杯が行われていた。エジルはドイツ代表の10番として出場していたが、まさかのグループステージ敗退。エジルは批判の中心になってしまう。

失意のW杯終了後、アーセナルはエジルを全力でサポート。ウィルシャーの退団により空きになった背番号10をエジルに与えた。

しかし、エメリはエジルを特別扱いしなかった。序盤こそ起用したものの、守備時での貢献度の低さやリーダーシップの欠如からエジルを試合に出さない期間もあった。

エメリ政権1年目の2018-19シーズン、ヨーロッパリーグにてアーセナルは決勝に進出していた。

しかし、決勝の舞台で1-4の惨敗。エジルも先発で出場したが低調なパフォーマンスで途中交代。ベンチではトレイらなどが悔し涙を流す中、エジルは完全に不貞腐れモード。この姿にエジルに対する風当たりがアーセナルサポーターの中でも強まった。

この決勝後のミーティングにエジルは欠席。エメリとエジルの溝は最早修復不可能になった。

翌シーズン、エメリは10月までエジルをベンチにも入れなかった。その後解任され、現監督のアルテタが就任。元チームメイトということもあり、アルテタはエジルをチームに戻した。

しかし、別の問題が両者を襲うことになる。

エジルとコロナ

アルテタ就任から程なくして襲ったのがCOVID-19、まだ記憶に新しいコロナウイルスによるリーグ戦の中断。多くのクラブが選手の給与削減を迫られ、アーセナルも例外ではなかったが、エジルはこれを拒否。

これが全ての原因ではなさそうだが、(ウイグルに関する発言だのZoom会議不参加だの問題多すぎぃ!)この一件でフロントとの関係も瞬間冷却。

中断明けのメンバー表にエジルの姿はなく、こんな姿しか見られず。

だからってアーセナルも史上最低に弱いし、もう何が何だかどうするのが正解なのか・・・

アルテタも「最善を尽くした。」というぐらいだからどうしようもなかったのかな。2020-21では遂にメンバー登録からも外れ、冬の移籍市場で契約解除でトルコのフェネルバフチェへ入団。

アーセナル史上最も盛り上がりを見せた獲得劇に始まったショー。そのクライマックスは、文字通り”無観客”で冷め切った最後を迎えてしまった。

アーセナルでの7年半

We’ve got Ozil.

Mesut Ozil.

I just don’t think you understand.

He’s Arsene Wenger’s man.

He’s better than Zidane.

We’ve got Mesut Ozil.

これは長年歌われたエジルのチャント。

「俺たちにはエジルがいる。メスト・エジルだ。意味わかんないぐらいヤバい。ヴェンゲルチルドレンで、ジダンよりもすげえのが、俺たちのメスト・エジル!」

この歌詞にもあるように、エジルの理解者はヴェンゲルなのだ。というより、ヴェンゲルの自由を与えるやり方がエジルに良くも悪くも影響した。

エジルがヴェンゲルの下で何不自由なく楽しんでいた間にも、フットボールは進化して、エジルのようなファンタジスタは淘汰されていた。ヴェンゲルが退任し、規律を重んじる指揮官が来た時には既にエジルが描くフットボールは通用しなくなっていた。

また、メディアのおもちゃにもされやすく、ピッチ上での批判の的にされるだけでなく、ピッチ外の行動でも何かあれば取り上げられてしまう。メディアがエジルを殺したとも言える。

しかし、エジルが我々に見せてくれた魔法は色褪せることはない。なんか最後はしんみり終わりたくないから、エジルの最高のゴールとアシストをおさらいしよう!

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