2023-24を選手ごとに振り返りたい Part3

I love you!!!!!!

自分が見た中では過去最高のシーズンを見せてくれたアーセナルの選手たち。

過去最高の勝利数、リーグ最小失点、ビッグ6戦無敗と優勝できなかったことが不思議なほど充実していた。CLにおいては7年ぶりの復帰となったが、ベスト8まで進出するなど久々にしてはまずまずの成績を見せた。

最高のフットボールを見せてくれた選手たちに感謝の意を込めて、各選手ごとに振り返りたいと思う。

良かった選手、ちょっと上手くいかなかった選手と様々ですが、僕なりの採点方式で感謝を伝えたいと思います! あくまでも感謝です!

S:心から感謝致します!!!

A:本当にありがとう!!

B:まじサンキュー!

C:あざーす。

D:(軽く会釈)

背番号順にゆるーくいきましょー

#14 エディ・エンケティア(D)

今季アーセナルのファーストスコアラーとして、開幕からのスタートダッシュには成功した。

二桁得点ないしは15ゴールも期待できると思ったが、そのブーストも11月に入ると切れてしまい、そこからはCLの消化試合で1点挙げただけ。

確実に今のアーセナルのレベルにはなく、ここでのキャリアには限界がある。プレースタイルも合っていないように見える。

アルテタの言う、途中交代の「インパクター」としての影響は皆無。何なら気持ちの見えない日もあるぐらいだ。

今夏の移籍はほぼ確実。両者にとってそれがベストな選択だろう。

しかし、ポテンシャルは確か。点を取ることに集中させるチームに移籍したら跳ねそうな気がする。それがプレミアのチームだと、元ガナーズに滅法弱いアーセナルにとって点滴になる可能性は十分にある。

・ベストマッチ PL第10節 シェフィールド・ユナイテッド戦

この試合ではキャリア初のハットトリックを達成。特に3点目の強烈なミドルシュートは、「こんなこともできたのかケティア!」と思わせる一振りだった。冨安の初ゴールに持ってかれた感はあるけども。

#15 ヤクブ・キヴィオル(B)

キヴィオルがいなかったら、左サイドバックのクライシスは乗り越えることができなかったと思う確実に。

アーセナルの独特な左サイドバックのタスクはできないが、自分にできることを精一杯やってチームに貢献するその姿はもっと評価されていいはず。

2月の個人的月間MVPはキヴィオルに取って欲しかった。

しかし、CLのバイエルン戦でのサネへの対応など強敵相手には力不足を露呈してしまっていた。限界値が見えるが、まだ伸び代はある。

CBや左サイドバックのバックアッパーとしては期待以上の働きを見せてくれた。

・ベストマッチ PL第26節 ニューカッスル戦

まさしくキヴィオルが今後も左サイドバックのスタメンでいいんじゃない?って思わせるのに十分なハイパフォーマンス。2月頑張ったご褒美に得点もゲット!

#18 冨安健洋(B)

冨安にとって初なことがいくつかあった3年目になった。まずは第2節での初レッドカード、可哀想に。

そしてチームメイトからもいじられていた得点のとこ、ついに第10節シェフィールド戦で初ゴールを挙げる。最終節にはチームに火をつける貴重な同点弾をねじこんだ。

今季は主戦場が遂に左サイドバックに。昨季は苦手だった偽SBのタスクも様になってきていて、機を見てゴール前にも飛び出す動きを見せていた。

その真骨頂がシティ戦のゴール直前の動きだしだろう。田岡茂一監督がいたら「何故、冨安がそにいるんだぁ!?」と言ってるはずなほど奇想天外なアクションは見事だった。

しかしアジアカップ前後の3ヶ月間は例によって負傷離脱。日本代表の敗退がショックでカタールから帰ってきてないかと思った。

契約延長を結ぶが、その期間は通常よりも少し短め。やはりその負傷の多さは懸念されているのだ。

来季の目標は、まずフルシーズン戦い切ること。これに限る。

・ベストマッチ CL第3節 セビージャ戦

1ゴール1アシストのジェズスではなく、冨安がこの試合のMOTMに選ばれるのも納得のパフォーマンスだった。攻撃では潤滑油になり、守備はいつも通りソリッド。セルヒオ・ラモスも警戒したのか試合中にちょっかい出してた。

#19 レアンドロ・トロサール(A)

プレシーズンから好調をキープすると、基本交代での登場にも関わらず「インパクター」としてこの上ない存在に。

兎にも角にもサッカーがお上手。ヴェンゲル時代によくいた選手のプレースタイルは性癖にブッ刺さる。フレブ感、アルシャビン感と色々。

やっぱりそのシュート精度が美しくて、グディソンパークやスタンフォードブリッジ、ポルト戦、バイエルン戦と点が欲しかった時のスコアシートには必ずトロサールが名を連ねていた。

後半戦はスタメンに定着し、アーセナルの左サイドを牽引した。

そしてトロサールはアン・ハサウェイがグーナーだったということを知らせてくれたことも大きな、それはそれは大きな功績だ。

・ベストマッチ PL第5節 エバートン戦

アーセナルにとってどうしても攻略が難しいグディソンパーク。それは調子の良し悪しを問わない。昨季もここで辛酸を舐めていた。その暗闇に穴をあけたのが「必殺仕事人」トロサールだ。サカからの折り返しを左足の面でしっかり捉えて、ゴールに流し込み決勝弾を挙げる。

#20 ジョルジーニョ(B)

序盤戦は年齢的なスピード不足を露呈し、選手としての衰えを感じた。

ホームのノーロンでは致命的なミスを犯してしまい、信用をかなり落とした印象だ。そこからライスがアンカー起用されると出番を減らした。

しかしそれもうまくいかなくなると、ライスをIHに上げ、ジョルカスがアンカーに。これが上手くハマり、調子は上向きに。

彼の配球の良さが引き出され、序盤戦の姿とはまるで別人の姿になった。

しかし、ジョルジーニョの貢献はそれだけに限らず、「選手兼コーチ」としての働きが評価された。17歳のヌワネリの出場を促してみたりとか。

その育成術、またムードメーカー的存在が契約延長に結びつき、ジョルカスの目に見えないところでの影響は今後さらに重要になるはずだ。

・ベストマッチ PL23節 リバプール戦

優勝争いに食らいつくためには勝ち以外許されないシックスポインターゲームで久々の先発出場を果たすと、そのゲームメイク力がアーセナルのサッカーを良いテンポで動かした。フル出場を果たし、MOTMにも輝く。

#21 ファビオ・ヴィエイラ(D)

ハヴァーツ不調時に左のIHとしての最適解が期待された。彼なりにいいプレーは見せたが、やはりフィジカル不足は誤魔化せなかった。

12節のバーンリー戦で一発退場すると、その後は謎の失踪。怪我なんだけど、話題にもならないとこ不憫だった。

復帰後も出場機会に恵まれず、2年目は昨季以上に厳しい年になった。

来季はローンで武者修行させるか、はたまた売却の可能性も否定はできない。

・ベストマッチ PL第3節 フラム戦

ヴィエイラの良さが出たのはこの試合だけになってしまった。一点ビハインドの56分にハヴァーツと交代で出ると、PK奪取、そしてエンケティアの同点ゴールの見事なアシストを記録した。

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