現地時間4月3日、プレミアリーグ第31節、エミレーツ・スタジアムで18位のルートン・タウンを迎えた。前節マンチェスター・シティ戦から中二日、4月はこのペースで試合が進んでいくし、尚且つ1試合も落とすことを許されない総力戦。
何とか? 計画通り? シティとの一戦を耐えたアーセナルだけど、そういうビッグゲームの次の試合にこそ落とし穴があるのは歴史が物語ってますよね。
今季も例外ではなく、シティとの一戦目で劇的勝利を上げた次戦のチェルシー戦は引き分け。アウェイとはいえ、今のチェルシーに引き分けるのは取りこぼしって言っていいし、内容もひでえもんでしたよ。
アンフィールドでの死闘を1−1で引き分けた年末は、その後のウエスト・ハムとフラムに地獄の二連敗。結局プレミアリーグに楽な試合なんてもんはないってことですわ。
あと今季アーセナル相手に一番点取ってるチームはルートンなんだよー。
ざっくりマッチレビュー
アーセナル 2-0 ルートン・タウン
アーセナル
22 | ラヤ |
2 | サリバ |
6 | ガブリエル |
4 | ホワイト |
35 | ジンチェンコ ⬇️74′ |
5 | トーマス・パーティ ⬇️67′ |
8 | ウーデゴール ⚽️24′ |
10 | スミス・ロウ ⬇️85′ |
24 | ネルソン ⬇️75′ |
19 | トロサール |
29 | ハヴァーツ ⬇️66′ |
14 | エンケティア ⬆️66′ |
41 | ライス ⬆️67′ |
18 | 冨安健洋 ⬆️74′ |
11 | マルティネッリ ⬆️75′ |
20 | ジョルジーニョ ⬆️85′ |
ルートン・タウン
24 | カミンスキー |
27 | 橋岡大樹 ⚽️44′(OG) |
15 | メンギ |
12 | カボレ |
32 | オニェディンマ 75′ |
17 | ムパンズ ⬇️53′ |
6 | バークリー |
45 | ダウティー |
30 | タウンゼン ⬇️81′ |
18 | クラーク |
9 | モリス |
14 | タヒス・チョン ⬆️53′ |
10 | ウッドロー ⬆️75′ |
8 | ルーク・ベリー ⬆️81′ |
アーセナルはシティ戦からスタメンを5人を変更。左のサイドバックにはジンチェンコ、アンカーにトーマス、ウーデゴールの隣にはスミス・ロウを置き、サカが欠場となった代わりに右のウィングにはネルソンが入り、反対側にはトロサールという選択をアルテタはした。
これがどういうことかわかるか? アルテタがターンオーバーを覚えたぞー! というかこの終盤戦にこれだけ入れ替えできるぐらい怪我人が戻ってきたってことよ!
アルテタがスタメンを5人入れ替えたのは2021年のノリッジ戦が最後だそうで、そうです、冨安のアーセナルデビュー戦ですね。あの試合は開幕三連敗があっての変更だから、ターンオーバーとはまた違うよね。まあそれはいいとして・・・
それでは、ハイライトをどうぞ(昔のJsportsのプレミアリーグハイライト)
前半からボールを保持するアーセナルだが、大幅なメンバー変更もあり、ゴール前での連携に多少のズレがある。それでも前半24分、ウーデゴールの見事なシュートで先制に成功すると、44分には相手オウンゴールでリードを広げる。
後半に入って、ルートンの時間が続くも、最早お馴染みとなってしまったアーセナルのソリッドな守備で得点を許さず、そのまま試合終了。クリーンシート1に成功。
- 無失点試合のこと ↩︎
ざっくりなんで、このぐらいで勘弁してください笑
The Smith
この試合でスタメンに選ばれたネルソン、そしてスミス・ロウ。彼らにとって残りの試合は生き残りを賭けた最終試験のようなものだろう。ベンチのエンケティアも含めたこの下部組織出身の三名は、シーズン終了後の移籍市場では、アーセナルの売却リストに乗る可能性がかなり高い。限られたチャンスを活かさなければならない。
そういう意味で言うと、この試合におけるスミス・ロウは合格点と言える。実際この試合ではマンオブザマッチに輝いた。いつぶりなんだろうMOTM、確実に二年以上前だよな。
アーセナルがあげた得点には全て絡み、中でも2点目は我々グーナーが待ち侘びたスミス・ロウのあるべき姿の一つだった。ペナルティエリアの左ポケットにスペースを見つけ、そこでトロサールからのパスを受け侵入成功。折り返しのボールをネルソンが押し込み・・・
ヘイルエンドアタぁぁぁぁぁぁぁっっっっック!!!!!!!
やったぜguys! 二人揃って合格だ!
でも得点者の名前が発表されない。おかしいな? ネルソンは?
とよーくゴールシーンを見ると、最後にボールに触っていたのは・・・
橋岡かーーーーーーーーーい
さすが絶対日本人に決められるクラブで有名なアーセナル
(香川、岡崎、南野、三苫など)
オウンゴールすらも誘発するようになったか。
残念ながら得点もアシストも付かず。だけどスミス・ロウらしい形を作れたことは左のインサイドハーフで起用していくにあたって、かなり明るい材料になるだろう。
でもちょっとお祓い行こうか。
スミス・ロウ特集になっちゃうかもな。それだけインパクトがあったというか、「こんなスミス・ロウが見たかったんだよ!」と思わせてくれたパフォーマンスだった。
ボールに積極的に絡み、潤滑油となって攻撃を活性化させた。
あとは本当に得点だけ。34分にはトーマスの縦パスを受けたウーデゴールがお洒落すぎるダブルタッチパスを送る。反応したスミス・ロウ、あとは決めるだけ・・・こないいいいいいい!!止められました。得意の形なんだけど、シュートコースだいぶ甘かったな。二年前なら決めてたんだろうな・・・
それにしてもゴールがなぜか、意味わかんないぐらいに決まらない。もう今季三回ぐらい決定機逃しちゃってるんだよな。ちょっとお祓い行こ、呪われすぎてるから。
なんかそういう神社ないかな。プスカシュが祀られてる神社ないかな、ハンガリーに。
でもまあ、シュートまでの動きは好調を表してたし、そのうちね、そのうちって言っても今季中によ。今季0ゴールで退団はちょっと、ちょっとよ。