2023-24を選手ごとに振り返りたい Part2

アーセナルの攻撃を牽引する二人

自分が見た中では過去最高のシーズンを見せてくれたアーセナルの選手たち。

過去最高の勝利数、リーグ最小失点、ビッグ6戦無敗と優勝できなかったことが不思議なほど充実していた。CLにおいては7年ぶりの復帰となったが、ベスト8まで進出するなど久々にしてはまずまずの成績を見せた。

最高のフットボールを見せてくれた選手たちに感謝の意を込めて、各選手ごとに振り返りたいと思う。

良かった選手、ちょっと上手くいかなかった選手と様々ですが、僕なりの採点方式で感謝を伝えたいと思います! あくまでも感謝です!

S:心から感謝致します!!!

A:本当にありがとう!!

B:まじサンキュー!

C:あざーす。

D:(軽く会釈)

背番号順にゆるーくいきましょー

#7 ブカヨ・サカ(A)

サカの評価に関してはかなり意見が割れそう。過去数シーズンの蓄積による疲労はピークに来ていそうで、ドリブルに関してはらしさを発揮したと言えなかった。

しかし、個人的にサカへの期待値が高くなりすぎてる気もする。サラーやムバッペのそれを求めちゃう。

今やアーセナルの顔、エースだ。サカのさらなるレベルアップはチームそのもの強化に繋がるし、そろそろサカもそれを自覚しなきゃいけないフェーズに来ている。

まずもう金髪はやめようね。

まぁとはいえですよ、全コンペティションで20得点は立派だし、右からカットインでの左足ファー巻きシュートは掴んできてる。

来季はさらなる成長に期待して、アンリとピレスのハイブリッドみたいな選手になってほしいな。

・ベストマッチ CL Round8 1st leg バイエルン・ミュンヘン戦

試合を通じて、サカの存在がバイエルンの脅威になっていた。先制点のゴールはそれこそアンリを彷彿とさせるものだったし、サカ、そしてアーセナルはバイエルン相手に戦えることを証明した。最後はあれだけど。

#8 マルティン・ウーデゴール(S)

序盤こそ本調子ではなかったが、終わってみればやはりウーはその神童っぷりを遺憾なく発揮していたと言っていい。

オープンプレーからのチャンスクリエイト数は88とリーグトップ。それがアシストになったのが10個ってのは少し寂しすぎる、みんなちゃんと決めようほんとに。

攻撃陣のMVPは間違いなく彼であり、サリバ同様に安定してスーパーだったからこれ!という場面はないけど、後半戦はさらに一皮剥けた印象だった。

特にドリブル、キープ面では全くボールを奪われる気がしない。あのボディフェイクは真似したほうがいいよ子供達!

プレー面だけでなく、他の選手、スタッフへのサポートも本当に素晴らしい。歴代の中でもこんなに完璧なキャプテンは少ないと思う。

来季こそウーがトロフィーを掲げているとこが見たいよ。

・ベストマッチ PL29節 チェルシー戦

この試合が目を見張るほど良かったっていうわけではないんだけど、どの試合も基本的にすごいから。でもやっぱりハヴァーツの得点をアシストしたパスは今季のベストアシストに選びたい。下田さんが発狂するのもわかる「これはすごぉい!!!」って。

#9 ガブリエル・ジェズス(C)

昨季序盤のイかれたジェズスを知ってるだけに今季の体たらくはとても残念だった。

そもそものシュート精度の低さに加え、以前なら踏ん張れるところで踏ん張れないことが目立った。やはり膝が限界を迎えているんだろう。本人も「最後にベストコンディションだったの忘れた」って言ってるし。

結構ちゃんとWGの方に転向したほうがいいんじゃない?とか思ったりしてる。

膝はオフに手術するようだし、しっかり治してもらって来季はキレッキレのジェズスに戻ると思う。

ただ、シティ時代から噂されていたCLにおけるジェズスはレベルが違うというのは本当だった。

グループリーグでは4得点を挙げ、チームを引っ張っていた。楽しそうにやっててロナウジーニョみたいだった。

・ベストマッチ CL 第3節 セビージャ戦

ピスファンはどのチームでも苦戦するが、ジェズスはこの試合、ロナウジーニョが憑依していた。ハイボールをうまく処理し、見事なクライフターンで相手を交わすとマルティネッリへの完璧なお膳立て。お次はリーグ戦でのジェズスからは考えられないようなゴラッソを打ち込み、難所のクリアに貢献した。

#10 エミール・スミス・ロウ(C)

これで二年連続で無得点となってしまった。ゴールまではあと少しなのに、最後の最後がうまくいかない。完全に呪われてる、お祓いに行かなきゃいけないぐらい。

まだ昨季の長期離脱で失われた時間を取り戻している段階に見えた。しかし、出場すれば自分の色を出せるようになってきている。

特に左のIHは徐々に板についてきたような気はする。ダイレクトでリズムを作るプレーなどはやっぱワクワクさせてくれる。

だが、スタメン組に比べて守備時の強度や、切り替えの面で見劣りすることが出場時間を確保できていない理由かも。

退団の噂もあり、ある程度覚悟もできていたけど、いざシーズン終わってみるとめっちゃ嫌。やっぱ彼はアーセナルのロマンだから。

アルテタの信用自体もまだあるだろうし、来季の爆発を期待してる。

・ベストマッチ PL31節 ルートン・タウン戦

スミスロウやネルソンにとっては生き残りをかけた試験のような試合。この試合でスミスロウはサポーターが見たかった彼のアーセナルイズムを体現したようなプレーに心を躍らせた。本当にあと少しの得点だけが届かないが、MOTMに輝く。

#11 ガブリエル・マルティネッリ(B)

昨季の好調そのままに開幕から好調だったが、3月以降急に調子を落とし、トロサールにスタメンを譲ってしまった。

ジェズス同様、数字の面での貢献がかなり寂しい。

ある程度順風満帆に進んでいたキャリアで初めて伸び悩みの時期を経験している感じ。

なんかシュートイップスになってるようなイメージ。GKとの1vs1でもファーを狙いすぎてるのか、入る気がしない。

それが少なからず影響してるんだろうけど、持ち前の積極性も欠けてしまっている。いい抜け出しが見えても、最後に何か迷ってしまい、攻撃を完結できないことが目立つ。

ただまぁ、この子は逆境大好き君ですから、心配しなくても来季には勝手に持ち直すと思ってる。

・ベストマッチ PL第8節 マンチェスター・シティ戦

今季最大のゲームチェンジャーとなったか。後半からトロサールと交代すると、積極的な仕掛けでアーセナルにチャンスをもたらした。サッカーの神様はこのマルティネッリに微笑み、シティ相手の決勝点という大きな仕事をやってのけた。

#12 ユリエン・ティンバー

ティンバーは開幕戦と最終節しかいなかったから、そのどれかに値することはないけど書きたいからね。

プレシーズンではライス以上にインパクトを残していたティンバー。その甲斐あっての開幕スタメンで、アルテタも彼をかなり軸に考えていたはず。

心苦しい一年目になってしまったが、とにかく復帰おめでとう!!

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