昨日の敵は今日の友
時系列バグるけどここでオバラカについて。
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この二人、前者はサンテティエンヌ、後者はリヨンでとフランスではライバル関係にあるチームでプレーしていた過去がある。
ローヌダービーって労働者の街サンテティエンヌと富裕層のリヨンという、ロンドンでいえばアーセナルとチェルシーみたいな関係かな。フランスでは最も激しいダービーの一つだとか。
そんな関係性がオーバは不安だったみたいで、最初はラカに対して不信感があったそう。あのゴチゴチの陽キャが。笑
これまでに何人かのリヨンに所属していた選手とチームメートになったことがあったけど、結局、彼らとは仲良くすることができなかったんだ。でもラカゼットは違ったよ。僕がアーセナルに来たときからすごくポジティブだったから、すぐに彼が良いやつだってわかったんだ。
Pierre-Emerick Aubameyang
そんな最初があったけどそれからは両者は本当に仲良し。「こいつら絶対アホなんだろうなぁ」ってぐらいなんかいつも二人でバカ笑いしてる。
ピッチ上でもそれは同じ。共存を疑問視されたが、中央でリンクマンになれるラカと裏に抜け出しフィニッシャーの役割を果たすオーバはそんなネガティヴな声を一蹴した。
2018-19シーズンでは、この二人のツートップを採用しELの決勝進出まで行った。バチ!っとハマった時の火力は凄まじいものだった。
そしてそのシーズンでのホームでのマンチェスター・ユナイテッド戦でのこと。一点リードで迎えた後半68分、エリア内でラカが倒されてアーセナルがPKをゲットして追加点のチャンス。
ラカは自ら得たPKをオーバに託した。オーバはこの前の試合のノーロンでPKを失敗して批判を浴びていた。不安そうな表情を浮かべるオーバに「お前ならできる」と言わんばかりのラカ。
このPKをオーバがしっかり決めアーセナルの決勝点に! 前述のストーク戦で見られた光景の逆バージョンだ。粋な事するよねほんと。きっかけが二人ともノーロンてのも運命感じる。
オバラカほっこりエピソードをもう一つ。2020-21でのEL準々決勝スラヴィア・プラハ戦。この試合でゴールを挙げたラカはぺぺとともにセレブレーションを作る。
これは”A”を表現している。オーバの頭文字だ。この試合をマラリアの感染で欠場した彼に捧げたパフォーマンスだ。
そういえばぺぺがアーセナル来た時もインスタで二人でイチャイチャしてたよな笑 それはじゃあ回想録ぺぺ編の時で。
昨日の友は今日の敵
その後もアーセナルを支えた二人だが、サイクルに終わりが来る。
アーセナルを退団したラカは2022年にリヨンへ里帰り。オーバも”紆余曲折”あってマルセイユへ2023年に移籍。
もう終わった選手と言われていた二人は懐かしきフランスの地で揃って復活を遂げる。今季は得点ランキング、ラカ3位、オーバ4位で二人ともリーグベストイレブンに選出された。
あの頃ライバル関係にあった二人は再び得点を競うライバルに。しかしそこには確かな実績、絆が備わっている。10番対決なんてのもなんとなく熱い!
二人と一緒にCL行きたかったなぁ・・・